2003年11月16日
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歴史のロマンを追求する冒険ドラマも、ついに秘められた歴史に肉薄!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家、トーノZEROです。

 今日のワンピースの感想。

 本当に面白いですね。今回のその面白さのかなりの部分は、ロビンが見せる歴史への執着にあります。それは、R.O.D. -THE TV-の第3話「神保町で逢いましょう」などで見せられる本への過剰な愛着にも似た、ある種の突き抜けた心地よい何かを感じさせますね。アニメでもなかなか見られない希有で飛び抜けた良さだと思います。

 個々の内容を見ると。

 ゾロになつく鳥。鳥を連れて歩くゾロが妙に良い味を出していますね。

 遺跡を守ってボロボロになるロビン。これは泣けます。遺跡を守るため、遺跡のない場所に必死に走るロビン。

 遺跡の外で、「もうダメよ。反省したって許さない」と言いながら帽子を取るロビン。凄いですね。ここに来て、情け容赦なくなるロビン。本当に怒っていますね。

 情け容赦なく敵を倒してから、「ひどいことするわ」と言うロビン。どっちがひどいのか、という突っ込みもあり得るところが、ワンピース的格好良さですね。

 雲を掘り進むロビン。雲の下に街が埋まっているという意外な真相。

 ロビンの力で出した手で、荷物を投げ降ろすシーンのある種の爽快さ。

 ついに黄金都市シャンドラにたどり着くロビン。

 更に、明らかに他と違う文字を発見。

 そして、絡み合うロビンの回想シーンによって盛り上げられる強い思いと挫折の心情。

 ワクワクして来ますね。

 次回が楽しみですね。

今回の一言 §

 今回は特に、ただひたすら敵の強さがインフレするだけのパターンとも違う、戦闘アニメではない、冒険アニメのロマンを感じさせてくれました。そう、戦闘アニメと冒険アニメは違うのです。今のワンピースは、冒険アニメの領域に足を踏み入れていると思います。